仏壇とは?

仏壇とは、自身のご先祖様を祭っている祭壇です。
仏教では人が亡くなると、その魂は成仏し、仏様になると信仰されています。

そのためいつでも身近に祈りをささげられる仏壇を自宅に設置し、
ご先祖様や故人を偲ぶ空間にしてくれます。

仏壇は必要?

そもそもなぜ仏壇を家に置くのか、といいますと、
仏教世界においては、人の魂が天国へ行くためには、
生前の行い死後の供養が必要だからという考えだからです。

特に四十九日までは忌中といい、ご逝去後~四十九日までは
この世に魂が残っているといわれています。

逝去後7日おきに閻魔大王による審判が行われ、
7回目の7日目である四十九日に最終決定が行われるのです。

極楽浄土に行くには先ほども述べましたように、
「供養」も重要な項目になってきますので、
そういった意味でも仏壇が家に置かれるようになりました。

供養を親戚一同集まって行うのが法事です。
僧侶を呼んでお経を上げてもらうのですが、
法事を行うならば仏壇は必要となってきます。

仏壇は誰が買う?

仏壇は基本的に、故人の親族が購入することが多いです。
しかし最近では子どもに迷惑を掛けたくない、
自分の仏壇は自分で選びたい、などの理由から
生前に自分で用意される人も多いです。

宗派によって設置する仏具も異なりますし、
最近はデザインも豊富にです。

遺族としても、ご自身で用意してくれたほうが
ありがたいという声が多いですので、
設置スペースなどの確認も兼ねて
話し合いの場を設けても良いかもしれませんね。

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