仏壇・仏具の管理について

仏壇を購入したら、仏具を揃えましょう。
仏具も揃ったら、なるべく毎日お世話をしていきましょう。
仏壇に必要な仏具とは?
まずは仏壇に必要な仏具についてみていきましょう。
まず、位牌についてですが、位牌には故人の戒名が記されています。
位牌は故人を体現していると考えますので、
お仏壇の本体という言い方はおかしいですが、
お仏壇を変えるときも位牌だけはそのままが普通です。
そして宗派によって異なるのが「本尊」と「脇掛け」です。
宗派によって最高位となる神様が異なるため、それがお仏壇にも反映されます。
本尊は木製の仏像であることが多いのですが、
日蓮宗などでは曼荼羅が本尊になります。
香炉やおりん、茶湯器、仏飯器、花立、火立は、
毎日の仏壇のお世話で実用的な仏具になります。
仏具をお気に入りのものにすると、
毎日のお世話も格段に楽しくなるかもしれませんね。
毎日のお世話の仕方
お世話の回数は朝・夕の1日2回できればベストといわれています。
毎日した方が良いとされる供養は
上記の項目が挙げられます。
これじゃ供養にならない?仏壇のお世話の疑問
・「お線香は毎日あげる?」
お線香についてですが、お線香を毎日上げるのは
忌中のみで、それ以降は「なるべく毎日」とされています。
仏教では目上の人にお会いするときは
香りを焚く週間があったためです。
そのため、仏様に会う際にも、なるべくお線香を焚いて
お祈りするのがマナーとされているわけです。
・「仏様のご飯はどうしたらいい?」
仏様へお供えするご飯ですが、宗派によってもご家庭によっても色々習慣が異なるので難しいところですね。
仏飯は基本的に、家の中でも最上級の扱いをすべきと言われています。
朝一番に炊けた、炊きたてのご飯を一番最初にお供えし、その湯気を召し上がってもらいます。
そして午前中には仏飯を下げるのですが、乾いて固くなってしまうことが多いです。
固くなってしまった仏飯は、お茶漬けなどにして食べると食べやすいです。
ただそれぞれのライフスタイルもありますので、
朝はパン派と言う方は、夜ご飯を炊く際に上げて、
すぐ下げたりしている方も多いようです。
またご飯を炊かない日は洗ったお米でも良い、とのこと。
供養は気持ちが大事なので、無理なく続けられる範囲で行うことが大切なのではないでしょうか。