墓石の選び方

墓石はその家の先祖を供養するための印として用いられています。遺骨を納める場所・魂が眠っている場所としての位置付けがあります。その中でも亡くなった方の存在を確かめられる場所・身近に感じられる心のよりどころとしている方も多いでしょう。霊園は永代供養ができる唯一の場所ですので、先祖代々の墓とすることが定石となっています。家を象徴するものであることを念頭に置き、墓石を選ぶことが大切だと言われています。これから墓地を決め、墓石を建立することを考えている方は、石材などにもこだわりを持ちましょう。

墓石は何世代にもわたって使用する

永代供養ができる墓地や霊園に墓石を建立する際には、「○○家代々之墓」などと刻むことが多いです。これからわかる通り、墓石は長い年月を越え受け継がれるものと考えることができます。土地の事情から、屋内型・団地タイプの墓所が主流となりつつありますが、ほとんどが寺院や公営墓地などの屋外型の墓所です。これから墓を持つ方は、代々にわたって受け継ぐことができるように、風雨や紫外線にも強く、耐久性に優れた石を選ぶ必要があります。近年は、酸性雨による環境破壊が叫ばれていますが、酸に負けない素材を選ぶことも大切です。墓石に使われる石は、採石地や採掘された地層によって石の色や岩肌の風合いが異なり、切り出し方・加工方法によって異なる風景が生まれます。かつては、石の質が弱く墓には向かないと言われていた石材も、技術の進化によって表面コーティングがなされるようになり、美しい石の肌模様も長期間保てるようになりました。石の種類や採石地、その品質を表すブランドなどで墓に建てる石を選ぶ方もいます。そのほか、石の色などによっても雰囲気が大きく変わります。ショールームなどで現物を確認しながら、吟味していくことをおすすめします。


墓石の素材にこだわりましょう

石材店などでは石見本を置き、手触りや色、肌の模様などを確認できるようにしています。ただし、石は自然にあるものですので、すべてが同じ通りの模様や色になることはありません。また、国産か輸入品かによっても雰囲気が変わってきます。こういった石の質を念頭に置きながら、石を選ぶようにしましょう。どのような石を選べば良いのかわからないという方は、霊園などを巡ってある程度のイメージを膨らませることも一案です。石材店のショールームでは、実際の墓石を「完成品の提案」として展示していることもあります。いくつか比較検討しながら「我が家らしい」石を選ぶことをおすすめします。また、石のグレードによって価格帯も大きく異なります。デザインに価格が付加されることももちろんですが、希少な素材であるほど価格が高くなりますので、この点も覚えておきましょう。

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