遺産相続の手続き

遺産相続の手続きにおいての全体的な流れについてご説明します。

相続開始から相続納付まで

遺産相続は法律で細かい規定が定められてますが、相続人の意見を尊重し優先的に手続きが行われています。
遺言書の有無、相続人全体での話合いを重視し、これによって相続の手続きも異なってきます。

被相続人の死亡

相続の開始は被相続人が亡くなった時だけではなく、失踪届けによっても開始される時もあります。

遺言書の有無

必ず被相続人の意思表示、遺言の有無を確認してから相続の手続きを行います。

遺言書の有無により相続人、相続の割分が異なります。

・遺言書あり 遺言に記載された人が遺産の相続人とします。
・遺言書なし 法に定められた者が遺産の相続人となります。

遺産相続の目録(相続遺産の対象となるもの)

・プラス財産
土地、住宅、農地、山林等の不動産
現金、預貯金、株証券、小切手、貴金属、美術品などの骨董品、自動車
退職金、生命保険金、手形、保証金など将来金銭が入ってくる予定の債権・権利金類など
特許権、著作権、商標権などの知的財産権

・マイナス財産
借金、ローン、買掛金、立替金など

遺産相続をする際には、財産上の地位も合わせて相続しなければならないので、マイナスの財産があれば、返済義務や保証義務を負うことになり、プラスの財産のみ相続することは出来ません。マイナスの財産を相続したくない場合は、プラスの財産含め期限内に全て放棄する必要があります。(財産の放棄をする際は、家庭裁判所に申請します。)

遺産の分割協議

遺産を分割するには、遺産分割協議で、相続人全員と話し合いで決めていきます。

・合意 双方納得のいく結果が得られたら先に進みます。

・非合意 調停などによる審判で決めていきます。(遺産分割協議で双方が納得する結果を得られない場合は、家庭裁判所で遺産分割調停で決めていきます。)

遺産分割

遺産分割は民法による一定の取り決めがある為、それに従って行います。

相続遺産の相続税

遺産分割が決定したら手順を踏んで相続遺産の相続税の計算をしていきます。

申告と納付の手続き

相続人は相続遺産の開始を知った翌日から10カ月以内の間に、税務署へ必ず申告と納付を行わなければなりません。(期限を過ぎてしまった場合、罰金を科せられる場合もあります。)

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